モヤイ像 モヤイ像は、イースター島につたわるモアイ像と同じように東京都の新島に伝わる像である。この像2体が石岡市に1984年寄贈されたものである。昭和50年代に日本の各地に寄贈されており、男女2体で一対としており、協調を表す(力を合せる、共同作業をする)意味がこめられている。東京渋谷駅や蒲田駅にもあるとのこと。石岡市では2000年に地震が続いていた新島にお礼に募金活動で200万円以上を市民グループが集めて寄付をし、新島との交流も続いている。 現地石板案内内容(下記) この像は東京都新島本村より石岡市が篤志寄贈を受けて、ここに建立したものである。新島には古くからモヤイと呼ぶ美しい慣習があった。それは島民が互に力を合せる時にかけ合う、いわば協調の意識から生まれた素朴な人々のいとも優しく又力強い協調の心根をあらわしたものであった。モヤイ像はこのような麗しい島民の伝統とロマンを秘めたあこがれの言葉であり、そしてこの像はそれを表徴する島の美しい芸術として、観る人の心に深い感動を呼ぶに至った。かってはわれわれの古里にも、この言葉が使われていたことを、古い追憶の中になつかしまれるのであるが、いまそれが消えて聞かれなくなった世代の中で、この古くて新しい道しるべを再発見したことを喜びながら、心豊かな街づくりのために力を合せたいと願うのである。 昭和59年6月吉日 石岡市長 鈴木堅太郎
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