▼石岡のおまつり-3▼常陸國総社宮大祭:大祭(中日)

歴史の里石岡ロマン紀行


 午第2日目:大祭

総社宮では10時半より高校相撲大会が奉納相撲として行われ、午後より総社神輿に御神体が移り(分霊)、町内を回ります(約10年前より行われています)。神楽殿では染谷十二座神楽と浦安の舞(巫女舞)が奉納されました。

午後3時に駅前通りで幌獅子パレード実施。

午後7時に駅前通りで山車パレードが盛大に実施されました。

(2008年9月14日 撮影)

 

茨城県高等学校相撲選手権大会(武双山や雅山も高校時代にこの土俵に上がっているそうです)が、総社宮境内の相撲場で行われました。

 

総社明神神輿は大神輿より少し小さくなりますが、ほぼそっくりです。平成9年に大神輿の修復の時に作られました。その時から約10年、毎年まつりの2日目に神事が行われ、町を練り歩きます(渡御)。しかし、その日の夜には総社宮に戻ります。

 総社宮拝殿。現在の拝殿部分は火災で建て直されたものであり、奥院部分は昔のままで屋根も立派である。この日も、総社の神霊は祭りで御仮殿にも分身が行っているが、本霊は残っている。

総社宮拝殿では、總社講中崇敬者の家内安全開運招福を祈願し、特別祈願講社祭が執り行われました。

 

明神神輿の先陣をきる幌獅子が拝殿に獅子舞を奉納します。

明神神輿に総社の神霊がお移りになる神事です。白明神神輿れておりますが、中に老神官がお入りになり、うなるような声の中で神霊がお出ましになるようです。

老神官はもうかなりのご高齢で、祭りについてお出かけになったり、御仮殿においでになるのは若い神官の方です。

供奉行列明神神輿を担ぐのは、それぞれの町から選ばれた人たちのようです。幌獅子も3台くらいでした。

総社宮の舞台では神社巫女による「浦安の舞」が奉納されました。

 

 

 

「浦安の舞」は昭和15年(皇紀2600年)に全国の神社で執り行われるために作曲・作舞された神楽舞です。

染谷十二座神楽:第1座・・・猿田彦の舞 〔1人舞〕。

 

染谷十二座神楽:第4座・・・剣の舞 〔1人舞〕。

 

染谷十二座神楽:第8座・・・巫女の舞 〔2人舞〕

 

染谷十二座神楽:第3座・・・矢大臣

 

染谷十二座神楽:第3座・・・矢大臣

 

染谷十二座神楽の巫女はまだ小学生?あどけなさが初々しい。

 

染谷十二座神楽:第6座・・・狐の田ういない 〔2人舞〕

染谷十二座神楽:第9座・・・鬼の餅まき 〔2人舞〕紅白の餅が見物客に投げられる。この餅を食べると無病息災であると言われています。

 

染谷十二座神楽:第12座・・・天の岩戸

 

染谷十二座神楽:第12座・・・天の岩戸・・・天の岩戸にお隠れになった、天照大神を岩戸からお連れする場面。

 

染谷十二座神楽:石岡市内竜神山の麓、染谷地区にある染谷佐志能神社で毎年4月19日の例祭日に奉納される神楽です。その起源は約400年程前から続けられているといわれています。猿田彦の舞、長刀つかい、矢大臣、剣の舞、豆まき、狐の田ういない、種まき、巫女の舞、鬼の餅まき、みきの舞、えびすの舞、天の岩戸の全12場面です。市指定の有形文化財に指定されています。

<祭り最終日(三日目)へ続く>