村上地区は昔府中村の上手のため「村上」の地名になったといわれている。竜神山の麓にあたり、昔から多くの人が住んでいた。竜神山の佐志能神社は、元々は村上村に属していたが「村上」と「染谷」に分かれた時に村上側に新たに佐志能神社を分割して建設された。現地に案内看板もなく場所も地図をたよりに探すこととなったが、村上地区農村センターに車を停車し、歩くこと1分あまりのところにあった。一番奥に並んだ住宅の一番端に突然と現れ、驚きであった。まわりはひっそりとして住宅横といっても少し陰気な感じは、染谷佐志能神社と同様である。染谷側は女龍、こちら村上側は男龍を祀っており、両者で一対と考えられている。(村上地区の竜神山に向かって左手に道を上っていくとダメで、一番奥の住宅に接して立っているので注意)
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鳥居 写真撮影位置の左手に「御神水」の石碑と小さな屋根をつけた池がある。撮影地点の後ろ側に、昔は道があったのだと思われるが道はない。創建年代は明らかになっていないが、古く8〜9世紀頃に建てられたものと推察される。現在の拝殿などは明治16年に修復されたものと言われる。また本殿より大分登ったところに奥の院(岩山に小さな祠)があるとのこと。あまり人が登る気配はないので、見落としてしまった。 |