古都石岡への誘い      <石岡ロマン紀行>

 

 石岡市は茨城県のほぼ中央に位置し、人口は約7万5千人ほどの街です。

ここにはかつて旧常陸国の国府がおかれていた。

 西暦646年大化の改新で国府の置かれた現茨城県石岡市は常陸国の中心として栄えてきました。
 大和朝廷はここを日出る東の最も重要な国であり、また東北(陸奥)地方につながる拠点の国とみなしていました。
 また旧石器時代からの遺跡や古墳も数多く残っており、奈良・飛鳥と同じ古き良き香りが漂っている街です。
 奈良に都が置かれたのは710年ですから、その60年ほど前(今から1300年以上前に)東の都として位置づけられてきました。
 一度のんびりとした日を利用して是非訪れてみてみませんか?きっと、しっとりとした想いがこみ上げてくることでしょう。

 「潮の寄せる丘」石岡は茨城県からただ1箇所「歴史の里」指定をうけています。古代の常陸国中心の都市として栄えてきました。
 しかし、平氏の将「平将門」に国衙を焼かれ、平氏同士の争いの後に桓武平氏の名門「大掾(だいじょう)氏」がここを居城として
 戦国時代末期まで約300年間栄えてきました。しかし、清和源氏の直系「佐竹氏」に馬場城(水戸城)を追われ、最後は名古城
 といわれた石岡(府中)の城、街を焼かれ平氏(大掾氏)は滅んだのです。
 いまだにこの街には、その悲しみが残されているようです。
 

筑波山に太陽が沈む頃、ほのかに灯るあかりに浮かぶ昭和ロマン漂う街並みをゆったりとした気分で眺めてみて下さい。
街はきっとなんともいえない「懐かしさ」で貴方を包み込んでくれるに違いありません。
 昭和初期へタイムスリップしたようなロマンあふれる街の路地を入るとそこはもう八百万の神々が待つ1300年の歴史をもつ神社仏閣の世界が待っています。貴方も”古代からのお誘い”を受けてみませんか?

さあ、”自分探しの旅”の始まりです。