関連HP:大覚寺善光寺楼門

森林浴コースを歩く -板敷山〜吾国山-      <石岡ロマン紀行>

 

 石岡市八郷地区は筑波山-加波山と吾国山-難台山比較的低い山ではあるが、昔天狗の修験場となっていたと伝えられる山並みのに囲まれた自然豊かな土地である。この加波山(標高709m)と吾国山(標高518m)との間の峠が板敷峠(標高120m)である。

 本コースは茨城の森林浴コース100選に選ばれているコースであるが、大覚寺から吾国山を経て道祖神峠より善光寺楼門までの9.5km 約3時間は少し長いので、駐車場に戻ることを考え、途中で引き返して、約半分程の工程を歩いてみた。(2010.05.30)

 ・大覚寺駐車場〜板敷山尾根道 約800m  15分(急な登り)

  大覚寺の駐車場の一番はずれから山へ入る道がある。ハイキングコースと紹介されているが、吾国山への案内板に従って進むと、すぐに山を一気に登る細い山道となる。心配しながら一気に木立の間をぬって登る。しかし上の尾根道までわずかである。

 ・尾根道入口〜吾国山ハングライダー場 約3-4km 45-60分

  この道はハングライダーをやる人が通る道で、車が十分に通れる。また舗装されており、傾斜も比較的なだらかである。知らず知らずに高度が稼げるので加波山などの山並みもとてもよく眺めることができる。

 ・途中より引き返し、先に大覚寺から登ってきた山道を下りずにそのまま、板敷峠をめざす。峠には「親鸞聖人法難の遺跡板敷山」の石標が建っている。そのまま左手に登る道があるので少し登るとそこに「山伏弁円の護摩壇跡」があり、そこが低いが板敷山となっている。

  板敷峠から大覚寺方面へ下りる道があるが、整備がされていない。しかし、板敷山の護摩壇の頂上部から木々の間を抜けて真直ぐに下りる道があり、気持ちよく一気に山を下ることが出来る。民家の裏手にでる。弁円が回心し懺悔をした場所も一旦通りに出てすぐに民家の間を通ってまた山に入っていけばすぐの所にある。また大覚寺には車の通りを5-6分歩けば戻ることができる。

 来年は親鸞聖人の750回忌をむかえる。山道などはもう少し整備してほしいものである。この法難の遺跡の地はほとんど知られていない。残念なことです。来年はもっと多くの人が訪れると思われる。